光回線

コミュファ光のメリットについて

コミュファ光とは、東海地域で使える光回線のことです。
東海地方や長野県に住んでいる人なら、コミュファ光について気になるでしょう。
他の回線と違ってどんな点がメリットなのか知っておくと良いです。
コミュファ光は、中部電力の独自回線を持っており提供可能エリア内であれば利用者が多い時間帯であっても快適にインターネットを利用できます。
該当地域に住んでおり、月額料金を安くしたい人やauのスマホを利用している人などは特にオススメの回線になります。
コミュファ光を契約することで、得られるメリットをみていきましょう。

コミュファ光を契約するメリット

インターネットの速度が速い

一つ目は、インターネットの速度が速いことです。
全国対応の回線であれば、高画質動画の視聴やオンラインゲームをしているとき動きが遅くなることがあります。
ですが、利用者が少ない東海限定の回線になることから利用者が少ないため速度が出やすいです。
高速通信を望むようなインターネットの使い方をしている人にとって、速度が速い回線になるので良いでしょう。
フレッツ光やドコモ光といった有名なところは、同じ回線を共有して使用することから夜間や週末は込み合うことが多いです。
スムーズに接続できる地域限定の光回線は、週末や夜間でも安定しています。
他社回線から乗り換えることもできるので、速度を重視している人は検討してみてはいかがでしょうか。

月額料金が安くなる

二つ目は、月額料金が安くなることです。
コミュファ光では、公式の月額料金割引として「ギガおトク割」を行っています。
この割引は、契約期間を2年間で申し込めば月額料金が安くなるというものです。
平均的な月額料金は、戸建てで5500円でマンションであれば3900円になります。
ですが、この回線であれば、戸建て3900円となりマンションも3000円で利用できるため他社回線より圧倒的に安くなるです。

auのスマホとセット割が適用される

三つ目は、auのスマホとセット割が適用されることになります。
auを利用しているユーザーであれば、スマホとセットで割引が適用されます。
auスマートバリューは、スマホ1台につき最大1100円の割引を家族間で10台までしてくれます。
auユーザーであれば、スマホ代も節約が可能です。

違約金なしで他社から乗り換えることができる

四つ目は、違約金なしで他社から乗り換えることができる。
他社から乗り換えをする際、「乗り換えスタートキャンペーン」を利用すれば乗り換えで本来かかるべき違約金を全額キャッシュバックしてくれます。
ただし、端末代の残りや解約付きの月額料金などは対象外です。
このキャンペーンの時に乗り換えを行えば、違約金が高くてためらっている人もハードルが下がります。
キャンペーンを適用するには、手続きが必要となります。
乗り換えを考えているなら、自分が対象になるのか事前に確認しておきましょう。
適用条件は、2年間自動更新プランで契約をすることや回線工事完了後アンケートに答えること、他社違約金明細のコピーを指定の方法で送付することや違約金に書かれた使命と契約者の氏名や住所が同一であることに特典が適用されるまで同プランで契約することになります。
キャンペーンの適用に関して、オプションの加入もないので楽です。
申請手続きさえ守っておけば、最短開通も可能といえます。
他のところであれば解約のタイミングによって、高い金額を請求されることがあります。
ですが、このキャンペーンを利用すれば実質無料で乗り換えできるのです。
乗り換えキャンペーンに関しては、少し複雑で受取完了まで時間もかかってしまいます。
連絡が遅くて不安という場合は、コンタクトセンターに連絡してみましょう。
いつ頃キャッシュバックが来るのか教えてくれます。

Wi-Fi機能を無料でレンタルできる

五つ目は、Wi-Fi機能を無料でレンタルできることです。
インターネットの接続をするための、無線LAN機能が無料で使えます。
従来であれば、契約をしてWi-Fiを使うには月額500円程度のオプション料金を支払うか数千円のルーターを購入する必要があります。
コミュファ光は、ホームゲートウェイという端末を開通工事の際に設置するためLANケーブルを使わずに配線できます。
この1台で室内のネットワークは利用が可能のため、余計な費用がかかりません。
貸し出しているホームゲートウェイは、国内メーカーのNECなので安心して利用ができます。
Wi-Fi機能なので、スマホやタブレット端末も接続さえすれば高速で通信が可能です。

まとめ

東海地方にお住まいで、auのスマホを利用しておりインターネットの速度を重視して月額料金を安くしたい人にとってメリットがある回線です。
提供エリアが限定されていますが、対象となるのであれば利用したほうが良いでしょう。
手続きに時間がかかりますが、キャンペーンを利用できたりするのでお得になる特典がさまざまあります。
分からないことがあれば、コンタクトセンターがあるので聞いてみましょう。
インターネットだけでなく、スマホもお得になるので申し込みを考えてみてはいかがでしょうか。

太平エンジニアリングの強みとは?後藤社長に聞いてみた

太平エンジニアリングは昭和24年5月に三榮建設工業株式会社として創業し、現在は建築設備を主軸事業として、建物の快適環境を生み出すための幅広いサービスを提供している会社です。
主な事業内容としては空気調和や給排水、衛生やガス関連設備工事、メンテナンスとリノベーション、電気といった事業をメインで行っています。
日本国内で培ってきた技術は国内にとどまらず世界的にも発信しており、現在は東南アジアを中心に事業展開を行うなど成長を遂げました。

太平グループの売上高や業績について

グループ企業である太平グループでは、メイン事業のノウハウを存分に注ぎ込むことで様々な事業を展開している特徴があり、例えば外食事業や不動産、保険や商品販売、金融や海外事業とった快適環境を作るための必要な物販であったり、インテリアや空調といった様々な技術とノウハウを持っているからこそオフィスや飲食店、不動産事業も幅広く展開していくことができる強みを持っています。
太平グループの売上高や業績は2020年3月末日時点で、売上高が700億円を超えており純利益は43億円を超えていることや、M&Aや海外進出を繰り返していることで成長を続けていることがわかります。
現在の太平エンジニアリングを率いる代表取締役社長の後藤悟志氏は、会社を大きく成長させた実績を持つ人物として注目されており、どのような経歴を持つ人物かというと青山大学出身で酒類メーカーに入社しますが、先代である後藤一之氏が亡くなる前に酒類メーカーを辞めて太平エンジニアリングに入社しています。
平成8年に先代から引き継いだのは、入社から約9年という短さでした。
当初は今まで働いていた業種が全く異なる営業をする中で、それまでの物販や流通の知見を活かすことにより、相乗効果が見込める多角化に尽力するなど、後藤悟志氏の手腕は的確でした。

建築設備のトータルソリューションカンパニーとして成長中

営業能力が高く大手契約を受注するなど高い能力を持っている人物というのも、企業全体が優良企業として成長している理由の一つといえます。
この企業は主に建築設備を主軸としており、コンサルティングから稼働まで責任を持って環境の創造を行う建築設備のトータルソリューションカンパニーとして成長中です。
主に設備を生み出すことや、定期的なメンテナンスを行うことによって時間が経っても快適な環境を保ち続けることが可能なサービスの提供が支持され、ここまで大きく成長することが出来たと評価されています。
主なメイン事業を詳しく確認していくと、空調設備事業においては豊富な経験により培われてきた信頼の技術によって、お客様個別のニーズに対して誠実な仕事で応え、最良の設備を提供します。
給排水・衛生設備に関しては、家庭用から産業用まで自然環境に気を配りながら常に水を効率的、安全利用することができる最善策を考えエンジニアリングすることを心がけている特徴があります。

設計から施工、メンテナンスといった一貫したサービス体制を取る

給排水・衛生設備は身近な存在でつい忘れがちになりますが、快適な生活環境を創り出すためにも、設計から施工、メンテナンスといった一貫したサービス体制を取ることにより要望に最適な環境を実現可能としています。
効果的な設計や施工を行うことは、快適な屋内を作り出すだけではなく環境汚染防止や省資源にもつながっていくため、企業側としてもこの事業は特に重要に考えている点といえます。
ガス関連設備事業においては、熱効率が高く、供給が安定し経済的に優れたガスが合理的だと考えられており、快適かつクリーンなガス給湯暖房冷房設備の設計から施工、メンテナンスを請け負うことにより利用の住環境を追求する仕事を展開していることも強みの一つです。
建築設備のトータルソリューションカンパニーとして成長している太平エンジニアリングですが、この企業の最大の強みはお客様のあらゆる要望について、多角的な方向からロングスパンで何が最適解なのかを導き出す能力があることが挙げられます。
その場限りの対応にせずにトータルコストミニマムを提案するなど、社員一人一人の真面目で一生懸命な姿勢を貫くことで、お客様からの信頼に繋がり誠実な仕事をすることで信頼の獲得に繋げることを共有しています。
更にテクノロジーの高度化や多様化に合わせて、太平グループにおいて培われてきた対応力と技術力により多彩でレベルの高いものになっていることも強みの一つです。

まとめ

太平エンジニアリングでは独自に蓄積してきたビックデータを活用することによって、TQCを徹底して技術向上させる努力やソリューション開発を積極的に行うなど、常にさらなる進化を目指していることも時代に取り残されないサービスを提供することができる強みにつながっています。
太平エンジニアリングの今後は従来の事業に加えて、空調や給排水・衛生、ガス関連設備とメンテナンス、リフォームの5つを核として、特殊プラントから一般住居まであらゆる環境設備に積極的に取り組んでいくと考えられています。

外壁塗装の必要性やメリットとは

建物の外壁を塗り替える外壁塗装は、外観の状態維持だけでなく、機能性や資産価値にも関係する重要なものだといえます。
外壁は住む人や家財を守る存在ですが、塗装は更に外壁の寿命を延ばすコーティングのような位置づけです。
しかし、いくらコーティングとはいえ完璧な材料は存在しませんから、経年によって少しずつ色あせたり性能が低下していきます。

外壁塗装の劣化要因

寿命や耐久性は塗料の種類や施工の質によりますが、いずれにしても1年や2年で目に見えて劣化することはまずないです。
しかしお手入れをしないと劣化が加速するのは間違いなく、気がついた時には白い粉を吹いたり細かなヒビだらけということになるでしょう。
外壁塗装の劣化要因は様々ですが、1つは太陽光に含まれる紫外線で、方角や日照時間によって劣化の進み方が変化します。
もう1つは雨風で、酸性雨が吹き付けることで塗装が傷んだり、傷から水分が入り込んで劣化を促進させます。
他にも排気ガスやホコリに塵など、屋外には様々なダメージ源が存在しますから、外壁塗装のお手入れをしないのは問題です。
とはいえ、定期的に水で洗い流すだけでも違ってくるので、あまり肩肘を張らずに気が向いた時にお手入れをすればOKです。
問題なのは全く何もしなかったり、誰の目にも明らかな劣化を放置することです。

➡︎外壁塗装海老名市

外壁塗装を塗り替えるタイミング

外壁塗装を塗り替えるタイミングは元の塗料の種類や状態によりますが、一般的には10年を過ぎたあたりが検討のタイミングとされています。
ただ安価な塗料だと10年持たないこともあるので、5年を過ぎたら毎年状態をチェックすべきです。
塗り替えを本格的に検討する切っ掛けとなるのは、塗装の色あせやツヤの変化、粉吹きや塗装のヒビや剥がれなどです。
また苔が生えている場合も性能が落ちている恐れが強いので、これらいずれかの現象に心当たりがあるなら、速やかに塗り替えを計画した方が良いでしょう。
日本は季節によって気温や湿度が大きく変わりますし、夏は梅雨や高温多湿で劣化が加速しますから、短期間のうちに傷みが進むことは十分にあり得ます。

まとめ

外壁塗装を塗り替えることで得られるメリットには、住宅が真新しく蘇ることを始めとして、外観の変化による資産価値の上昇、防水性能の復活による安心感などがあります。
他にも防汚性能や断熱、遮熱に期待することもできるので、費用は掛かるものの検討する価値は大きいです。
放置しても汚くなる一方で何も良いことはありませんから、なるべく早く塗り替えて綺麗にするのが正解です。

ユニセフマンスリーサポートで無理なく支援しませんか

世界中に新型コロナウイルスが広がってしまい、より一層食糧難で苦しんでいる人が増えてしまいました。
日本も大変な状況ですが、世界を見渡してみるとより深刻な状況の国は決して少なくありません。
ただ、支援したいと思っていても自分も収入が落ちてしまったために、簡単には支援できないと思っていませんか。

確かに、新型コロナウイルスの影響で収入が下がっている人は日本でもとても多いです。
自分もその中の一人だから、本当はなんとかして助けてあげたいとは思っているけれど、世界中の飢餓などで苦しんでいる人を助けられない人はたくさんいます。
そう言う人も無理なく支援を続けられる方法があります。

毎月一定の金額を少しずつ寄付できる仕組み

ユニセフマンスリーサポートなら、毎月一定の金額を少しずつ寄付できる仕組みです。
これならば、一度にまとまった金額を支援するわけではありませんので、支援しやすくて良いかもしれません。
継続的に寄付し続けることができますので、毎月ちょっとだけ何かを我慢してやってみませんか。

参考:日本ユニセフ協会

あまりにも少額からは流石に無理ではないかと思うかもしれませんが、自分自身にとって負担とならない程度の金額から始めることができます。
銀行振込やクレジットカードの引き落としなどから支払い方法を選ぶことができますので、自分にとって最もやりやすい方法を選んでください。

途中でやめたくなることがあるかもしれません。
様々な理由で続けて支援することができなくなった際には、やめることができますので安心です。
これなら、無理なく毎月寄付を続けられるとは思いませんか。

一人でも多くの人に食べ物を届けることが重要

新型コロナウイルスの感染を食い止めることももちろん必要ですが、世界中の飢餓で苦しんでいる人たちはそもそも食べることすら難しい状態です。
一人でも多くの人に食べ物を届けることが重要です。
栄養状態が悪くなれば、新型コロナウイルスだけではなく他の様々な病気で命を落とす危険性が高くなると言っても良いでしょう。
日本のように食べ物がたくさんある国ばかりではありません。
途上国はたくさんありますし、食べるものに困っている人は想像以上に多いです。
そう言う人たちに栄養がたくさん詰まっている食べ物や飲み物などの支援をユニセフではずっと行なっています。
サプリメントを届けることもありますし、こうやって多くの人の栄養状態を少しでも良い状態へと変えていく役割を担っています。

水道水をそのまま飲んでも問題がない国は特に少ない

日本はとても清潔な国なので、あまり不衛生な場所に出くわすことがないかもしれません。
しかし、これはあくまでも日本が清潔な国だからです。
もちろん、日本の中でも不衛生な場所がないわけではありません。
外国へ目を向けてみると、とても衛生状態が悪い場所が多い国はまだまだたくさんあります。

水道を使えば、どこでも自由に水が使える国は決して多いとは言えません。
しかも、水道水をそのまま飲んでも問題がない国は特に少ないです。
途上国ともなると水が自由に使えないことが当たり前と言っても良いかもしれません。
そう言う国々に対して、ユニセフでは安全な水が利用できるように支援を行なったこともあります。

多くの人の善意がないと成り立たない

このような途上国に対して様々なことを行なってきましたが、これも多くの人の善意がないと成り立ちません。
コマーシャルでもユニセフマンスリーサポートをやっていますので、聞いたことがある人は多いでしょう。
あまり詳しいことまではわからないと言う人が多いかもしれません。

ユニセフでは様々な形で寄付できるようにしています。
その中の一つがユニセフマンスリーサポートです。
毎日、ペットボトルを買って飲んでいるのならば、それを我慢してみませんか。
その分のお金を寄付に回すだけで、どれだけ多くの人々を助けることができるのかはわかりません。

綺麗な水が使えるようになれば衛生状態が格段に改善される

今では小さな水筒を持ち歩いている人も多いですし、ペットボトルを買っているのならば水筒に変えて、浮いたお金で世界中の飢餓に苦しんでいる人を救いましょう。
清潔な水が使えるように支援することもできます。
綺麗な水が使えるようになれば、衛生状態が格段に改善されますので、感染症が広がりやすい国や地域であってもそれを食い止めることができるようになるかもしれません。

こうやってどこかで節約して、その分をユニセフマンスリーサポートに回せば、無理なく続けることができます。
必ずしもペットボトルを毎日飲んでいると言う人ばかりではありません。
何か節約できることはないかと探してみると良いかもしれません。
毎日、よく買っているものを我慢するだけではなく、できることをやってみてください。
やってみてください。

まとめ

本当は、ユニセフに寄付をしようと思ったことはあるけれど、まだやったことがないと言うことであれば、ユニセフマンスリーサポートが良いかもしれません。
少額しか支援できないと思うかもしれませんが、塵も積もれば山となるのでやって見ましょう。
ユニセフのサイトを見るとこれなら自分にもできそうだときっと思うはずです。

福島第一原発の事故について

東北地方を襲った太平洋沖地震。
その際、福島第一原発はただちにその運転を止めたものの、津波によりすべての電源を失い原子炉を十分に冷却する能力を失い燃料が溶融しました。
その結果、放射性物質を閉じ込めきることができなくなった事実をご存じの方も多いことでしょう。
一方で、その事故の詳細を自らの言葉で語れるほど詳しく知っている。
そのような方は少数なのではないでしょうか。

東北地方太平洋沖地震で大きな事故を起こした福島第一原発

このような悲惨な事故の再発を防ぐためには、多くの人が当事者意識をもってこの事故の詳細を知り、その危険性を次の世代に伝えていくことも重要なことと言えます。
そんな東北地方太平洋沖地震で大きな事故を起こした福島第一原発は、福島県太平洋沿岸のほぼ中央、双葉郡大熊町と双葉町にまたがる形で位置しています。
そして、敷地の広さとしては約350万平方メートルで、大熊町に1から4号機、双葉町にから6号機と、全部で6機の沸騰水型炉、いわゆるBWRが設置された発電所でした。
そのような中、2011年3月11日岩手県沖から茨城県沖の広い範囲を震源域とし日本の観測史上最大のマグニチュード9.0の北地方太平洋沖地震が発生。
実際に福島第一原発でも震度6を観測したため、6炉ある原子炉のうち運転中状態にあった1から3号機はすべて自動停止され、ここまでの動きは想定通りのものでした。

原子力発電所の安全を確保するために必要なこと

ただ、原子力発電所の安全を確保するために必要なことは、単に原子炉の運動を停止させることだけではない点には注意が必要です。
一般的な機械と違い化学反応を利用した原子力発電においては、その反応にあたる核分裂連鎖反応を止めたうえで原子炉を冷やし、さらに危険物質である放射性物質を完全に閉じ込めることができて初めて安全を確保できたと言えます。
そして、東北地方太平洋沖地震に際しても原子炉の自動停止によって止める部分と冷やす機能は順調に進んでいくはずでした。
なお、この際4から6号機は定期検査のために運転はされておらず、4号機に関しては燃料自体も使用済み燃料プールに移動した状態で、炉内に燃料が装荷されてさえいない状態であったことが後の報告でわかっています。
また、発電所が地震によって直接受けた被害としては、受電設備の損傷や送電鉄塔が倒壊。
地震発生地点から外部からの送電は一切受けられなくなっていました。
そしてここにさらに想定外の高さの津波が襲来。
これが、福島第一原発の歴史に残る事故につながりました。

原子炉内の電源盤の大半が浸水する被害を受ける

なお、そもそも本原発では想定される津波の最高数位を6.1mと見積もっていましたが、実際に襲来したのはその値を大幅に超える約13m、浸水した高さとしては約15mという大津波に襲われた結果として、原子炉建屋やタービン建屋が浸水。
これによって原子炉内の電源盤の大半が浸水する被害を受けます。
また、1から5号機に関しては地震だけでは失われることのなかった非常用ディーゼル発電機までもが停止する事態が発生し、最終的に全交流電源を失うことになりました。
さらに、1、2、4号機では直流電源も合わせて失われていたことが後の調査で判明しています。
その結果は言わずともわかる通り、冷却機能のすべてが停止する事態が発生。
冷やす機能は完全に停止してしまいました。
さらに、冷却用の冠水ポンプまでもが冠水し、原子炉内部の熱を海水へ逃がす除熱機能も失わることとなり、原子炉の安全を確保するうえで欠かせない「冷やす」という機能が福島第一原発から失われる状況になりました。

水素爆発が起きた1、3号機は原子炉建屋自体が大きく破損

その結果、地震発生時運転状態にあった冷却が必要な1から3号機の炉内に冷却用の水を送り込めなくなり水位が低下。
燃料棒が露出し、やがて燃料を覆う金属が高温となり原子炉内の水蒸気と化学反応により水素が大量発生しました。
しかもその後も原子炉を冷却することができない状態は続き、最終的には燃料が溶融。
また、原子炉を覆っていた格納容器のシール材がそのような高温状態にさらされた結果として劣化し、その際に発生した水素が原子炉建屋内に蓄積し、これを原因とした水素爆発が起きた1、3号機は原子炉建屋自体が大きく破損してしまいました。
さらに、最悪の事態は重なります。
定期検査中で冷却不要の状態であったはずの4号機の原子炉建屋も、3号機から水素が流入した結果として爆発が起こり、大きく破損することとなりました。
その結果、安全確保に欠かせない「閉じ込める」機能も完全に失われた結果、大気中に多くの放射能が放出される最悪の事態となりました。
そのような大事故を引き起こした福島第一原発では、溶けて固まってしまった燃料を取り出し、原子炉建屋の内部の配管や容器などを解体撤去する廃止措置に向けた作業が進められています。

まとめ

ただし、その作業が完了するのに要すると言われている時間は数十年という長さです。
世界中の最先端の技術や知識を結集し、安全性を最優先した中でできるだけはやく放射性物質の危険性から人と環境を守ることが求められ続けています。

 

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